3月15日(火)
中野のA書店Iさんを訪問すると「杉江さん、いま一番売れている作家誰だと思いますか?」と質問を出される。
うーん…、片山恭一!っていっても『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館)が図抜けて売れているだけだし、やっぱりトータルでみたら神様仏様村上春樹様が強い!なんて答えたら「ブーブー」とのこと。
正解は佐伯泰英で、この著者の時代小説は発売日にドーンと売れていくそうで、その売れ数も他の文庫の新刊と比べてもちょっと信じられないくらいなのだそうだ。そういえばそんな話を別の書店さんで聞いたことがあったな。そしてそのときその書店員さん自身佐伯泰英のファンで、毎月新刊が出るのを実はかなり楽しみにしていると告白されていた。
この文章の「実はかなり」と「告白」が大事なところで、何だかその書店員さん、読んでいるのを恥ずかしがられておられた。なぜなんだろうか?そういえば佐伯泰英。こんなに売れているのに書評等にあがってこないこないのもどういうことなんだろうか?
前からそのことが気になっていて『本の雑誌』でも気にして見ているのだが、鏡明さんと桑原清司さんが愛読しているらしいってことしかわからない。うーん…。また僕はすっとんきょなことを書いているのだろうか…。
文芸書の担当であるIさんは「全部文庫なのが残念なんですよ。単行本で新刊が出たらガンガン注文しちゃうんですけど」なんて悔しがっていたが、なるほどなるほどみんな文庫作品なんだな。
謎は深まる隠れたベストセラー作家佐伯泰英、って別に隠れているわけではないだろうけど、かなり著作も出ているようなので、どなたか読み方を教えてください。