7月8日(金)
前日訪問した東京国際ブックフェアにいらしていた新潟の書店さんと連絡を取り、昼飯をご一緒する。
新潟は地震や洪水で大変でしたね、と何気なく話すといやはやほんとなんですよと携帯電話で撮った写真を見せられる。そこには棚からすべて崩れ落ちた本の山というか川が出来ていて、その本を一生懸命棚に戻す作業をされているスタッフの方が映っていた。「辛かったのは、一生懸命棚に戻した本が結局余震でまた落ちてしまったことですね」の言葉には、思わず背筋が震えてしまったほどだ。
これはその後地震が起きた福岡の書店さんも話されていたのが、やはりその手の関係本が売れるそうだ。活断層の地図(?)、地元の新聞社が出版された写真集なんてのも飛ぶように売れていったとか。
いやはや知の欲求といっていいのかわからないけれど、事件や事故と切っても切り離せないのが出版のもうひとつの側面なのだ。諸手をあげて喜べないかもしれないけれど、それでもその書店員さんは「売れた」という話をされたときに声に力がみなぎっていた。