WEB本の雑誌

11月29日(火)

『本の雑誌』1月特大号の下版日の朝。
 いつもは、ねじりはちまき短パン姿の浜本が不在。あれ? 逃亡したの? と松村に聞くと、どうも今月は順調に仕事が進んだから帰ったんじゃないの? なんていう。入社9年目にして快挙! やればできるじゃん! と騒いでいたら、突然ドアが開いて浜本が飛び込んできた。

「オイ! オイ! 貼るやつ!! ここに貼るやつ!!!」

 ぼくはパソコンに顔を向けていたからわからなかったが、額から血を流れていて、浜田や松村はキャーなんて悲鳴をあげ、あわてて救急箱を取りだした。

「ウワッ! 結構血が出てますよ。どうしたんですか?」
「いや2Fで寝ていたんだけど朝起きて、今日の天気はどうだろうと覗いてみたら、シャッターにガーンと。おい! 誰だシャッター閉めたの!!」

 浜本が2Fにいたことすら知らないのにシャッターの閉めようがないし、そもそもシャッターが閉まっていたのにどうして外を覗けると思ったの?

 絆創膏とガーゼで緊急処置をしたのだが、しばらくするとガーゼが真っ赤に染まる。おまけに浜本もイタタッなんて言い出すので、これはきちんと病院に行った方が良いんじゃないか?とネットで近所にある外科を探し連れて行く。

 診察の結果、大した傷ではなかったようで、縫わずに済み、まるで三つ目がとおるのような大きな絆創膏をして浜本が帰ってきた。無事で何より。