1月19日(木)
今年の入ってどうもやる気が起きないので、かつて出版業界に入った頃、胸を熱くさせて読んだマンガ『編集王』土田世紀(小学館)を会社に持ってきた。そして残業の合間に読み出したら「ウウ」「オエ」「ヒー」とすぐさま涙があふれ出し、「俺も営業王目指してまっ白になるまで頑張るぜ」なんてまるで小学生のようにその気になってしまった。なんて単純な奴なのだ。
するとその様子を隣で見つめていた助っ人・本池彩が「そんなに面白いんですか? 貸して下さい」と言ってきた。果たしてこの男臭い熱いマンガを19歳の女子学生がわかってくれるんだろうか? でもまあ俺はもうやる気が出たから充分だ。途中まで読んでいたのを閉じ、全巻持って行かせたのである。
その本池が本日3日ぶりに出社。こちらが「どうだった?」と聞く前に「良かったです。泣いちゃいました。このなかに出てくる営業マンカッコイイです」なんて興奮気味に話し出す。そうだろ、そうだろ、そうなんだよ。俺はその営業マンを目指しているんだよ。
「でも杉江さん、これ全巻じゃないですよ」
えっ?! 実家にあるの全部持ってきたんだからそんなことはないだろう。リアルタイムで読んで全部買った、と思うよ。
ところが、あわててネット書店でデータを確認すると、なんとその後5巻も出ており全11巻ではなく全16巻ではないか。「途中で終わっていてショックでした」と本池はいじけてしまうし、浜田には「まるで目黒さん」と呆れられる始末。うーん、いつの間にか無くしてしまったのか、それとも途中で仕事が忙しくなって買い忘れていたんだろうか。
とりあえず同じく興味を示していた春から出版社に就職する助っ人タテノに「研修だ!」と11巻までを渡し、後日で代金を払う代わりに続きを買って来てもらうことにした。
果たしてタテノは泣くか? 来週は『編集王』飲みじゃ!