3月6日(月)
薄毛のくせして一丁前に伸びれば邪魔になるもので、『新・中年授業』の営業に「本屋大賞」が佳境を迎え、おまけに増刊号もついてきちゃ、床屋に行く暇も取れず岡田准一のように前髪タラリ。しかし1000円15分の時間が取れないとはこれいかに。思わず新宿から熱海方面に逃亡しそうになる今日この頃。嗚呼、本屋大賞がある限り、毎年2月末から4月上旬まで、こうやって追い込まれることになるのだ。
まあ、それは投票している書店員さんも一緒で、全部読まなきゃならない二次投票を終え、やっとこれで好きな本が読めるよ~との声をあちこちで聞く。「ほんとは読んでないんでしょ?」なんて批判するスレッカラシの皆様、是非ともそういう声とついでに下手したら11冊本を買わなきゃならない金欠の嘆きを聞いていただけたら幸せです。
とにもかくにも生きてます。生きて営業と営業事務と、本屋大賞の細々なことと、酒を飲んでおります。それから浦和レッズの2006年シーズンに想いを寄せております。早くゴール裏で叫び声をあげて、ついでに「○○バカヤロ~」とこっそり叫んでスッキリさせたいのですが、その前に目の前の仕事の山を片づけにゃならんわけで、ハァ、生きていくのは大変です。
でもでも遅く帰って一人でメシ食って、風呂に入って、読みかけの本を持って寝室に向かい、家族三人の寝息を聞くのも幸せなもんです。とくに5歳になった娘は明け方になると僕にしがみついてきて「パパ大好き」なんて言うもんですから、まあ、頑張って働きます。いつかきっとこういうことを他の男に言うんだろうけど…。