5月17日(水)
『ハリーポッター』最新刊の発売日。
通勤途中で何度か途中下車し野次馬。初版200万部。零細出版社の営業マンには海王星と同じくらい遠い世界の出来事で、果たして初日にどれくらい売れれば売れたうちに入るのか検討もつかない。
通勤読書は『続・岳物語』椎名誠著(集英社文庫)
確か初読は20歳の頃で、あの頃は「自分の父親がこんなオヤジだったら良かったのに」なんて思いつつ読んだのだが、現在は自分が2児の父親になっており、書き手である父親・椎名誠の気持ちが痛いほどよくわかる。何気ない一文で思わず号泣してしまう。
邪魔にならなそうなところを…と思い大塚の書店さんに向かったら、O出版社のMさんをはじめ数人の営業マンが店内に! 今までこの辺で営業マンがバッティングすることなんて経験ないから、みんな同じ考えだったのか。思わずF店長さんと笑ってしまった。
笑いつつその足下の台車を見ると『愛の流刑地(上・下)』渡辺淳一 著(幻冬舎)の山。
「いやー、渡辺淳一見直しました。普通外しますよね、同時発売。まあ読者層はまったくかぶらないけど。とにかく前回みたいに『ハリポタ』だけじゃなくて、それぞれ売るもんがあるっていうのがいいと思いますよ」
夕方になり一路、味の素スタジアムへ。ナビスコカップ予選、浦和レッズ対FC東京があるのだ。しかし浦和レッズは予選通過決定済み、FC東京は予選敗退決定済みという完全な消化試合。
しかも東京サポが全然入っていないし、中途半端な応援だし、まるで昔の彼女に久しぶりに会ったら「なんでこんな女とつき合っていたんだろう」と感じるように、なぜ今までFC東京相手にムキになっていたのかわからなくなってしまった。
結果は0対0の引き分け。確かにモチベーションのもっていきずらい試合だと思うけど、でもでもレギュラー獲る気があるならもっとしっかりやった方がいいんじゃないか。例えばGK山岸のように。
一緒に観戦していたC出版社のUさんがぼそっと呟く。
「せっかく早退してきたのに…」
まさにそのとおりだけど、しょうがないんです。
だってそこにレッズの試合があるんですもん。
消化試合だとしても、行かざるえないじゃないですか。
We are Reds!