WEB本の雑誌

7月11日(火)

 朝、目が覚めたら4時だった。体内時計が完全にドイツW杯モードになってしまっているようだ。

 僕は根本的に浦和レッズ命で、W杯中もどうしてJ1リーグを中断するんだ! J2みたいに続けてくれよ、2ヵ月もレッズを見られなかったら泣いちゃうぞ。でもそれだと我が浦和レッズから3人も日本代表に選ばれていて損だな…なんてぐちぐち文句を言っていたのだが、今回W杯をほぼ全部見て、W杯の良いところを発見した。それは毎日やっているということだ。

 しかしこれはマズイ。サッカーバカがバカで済むならまだどうにか生きていけるが、こんなもの毎日見ていたらサッカー廃人になるしかない。現にこの日記も6月28日のベスト8辺りで止まってしまい、J出版社のHさんから「早く書け」というクレームによりまた再開した次第なのである。しかししかし日記だけならまだ良い。誰にも言えんが6月と7月の売上が…。オーマイガッ!

 しかもしかもW杯の見過ぎで夏風邪を引き、先週は体調不良。

 私的ドイツW杯ベストマッチのイタリアVSドイツの日は、夜中の3時になぜか目が覚めたと思ったら猛烈な腹痛と吐き気。ゲリゲリゲロゲロの中村俊輔なみの絶不調。

 それでもこの試合は見逃すわけにはいかないと4時には肛門に力を入れ、トイレから這いずり出て、観戦していたのだが、それは前半終了間際のことだった。テレビにはロスタイムの表示が映し出されたのだが、私の肛門にはロスタイムがなかった。私の肛門はイタリア代表のGKの名前を叫んだ。

「ブッフォン!」

 34歳、男子。W杯観戦中にウンコを漏らす。嗚呼。

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 さすがにウンコを漏らしてほっとくわけにも行かず、数年ぶりに病院に行く。

 そんな感じで私のドイツW杯は終わった。たぶん敗北。

 さぁ、サッカーバカの皆さん、仕事しましょう。