7月22日(土)炎のサッカー日誌 2006.12
「修羅場3」なんて本日の相手、川崎フロンターレはJリーグ再開後の鹿島、浦和、G大阪と続く3試合を名付けたが、なーにお前らほんとの修羅場を知らんだろう。
ホンモノの修羅場はな、こんなスタジアムにあるんじゃなくて、俺の家にあるんだよ。今日だってよ、こんなシーズン半ばでアウェー観戦は年に1回という妻との協定を行使するわけにはいかず、さいたまスタジアムで試合なんて嘘をついて家を飛び出してきたんだぜ。BS放送見られたら一発でバレルから、アンテナ引っこ抜いて来たんだぜ。今週は水、木、金と飲み会の連チャンでただでさえ機嫌の悪かった妻の顔が、サッカーに行くって言った瞬間、阿修羅そのものになったよ。どうして俺は携帯電話を隠す代わりにシーズンチケットを隠さなきゃなんないんだよ。
そうはいっても首位相手の試合で、今日勝たなきゃ価値点差がずーっと広がることを考えりゃ、妻に嘘を付いてでも、駆けつけないわけにはいかないだろう。俺がいなけりゃレッズは勝たない、つうか俺=浦和レッズなんだから。
なんて気持ちは、等々力競技場を埋めた4割以上のレッズサポ全員が持っていた気持ちだろう。特に山田暢久が退場になってからの前半終了時の「WE ARE REDS」コールにはほんと魂が籠もっていて、叫んでいる自分も鳥肌が立ってしまった。俺たちは元々12人で闘っているから、誰か一人かけても、これでちょうど11人対11人のイーブンだ、きっと選手達にも伝わったはずだ。
しかも俺たちには、ついに怪我から復帰したワンダーボーイ・田中達也がいるじゃねえか。あれだけの怪我に見舞われた選手が、敵を恐れずボールを追い、ドリブル突破を試みる。彼には恐怖心というものがないのだろう。それこそがまさにFWに求められるものだ。まさにスーパーなFWに。
2対0の勝利。
さあ、暑い夏が始まった。これから連勝街道といこうぜ! 浦和レッズ!
追記)本当の修羅場は帰宅した家にあった。
「さいスタでやったはずなのに、家の前をさいスタ行きのバスが通らなかったのよね…。バスの通るコース変わったのかな?」