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10月26日(木)


 一夜明けても『一瞬の風になれ』の余韻が残っている。つい走り出したくなってしまう。1巻から読み直そうかな。

 通勤読書は『Gファイル 長嶋茂雄と黒衣の参謀』武田頼政著(文藝春秋)。もしかしたら『一瞬の風になれ』の後に読んじゃ一番行けない本かも。何せ『一瞬の風になれ』がスポーツの素晴らしさを描いていたとすれば、この本に描かれている巨人が行っているのは、もはやスポーツではないのではなかろうか。いや巨人だけでなく、プロ野球自体がスポーツではないのではなかろうか。カムバック、プロ野球。Jリーグよ、こんな風になるなよ。

 渋谷などを営業。どこへ行っても『一瞬の風になれ』の話題。無理矢理しているんだけど…。読んだ人とは感想で盛り上がり、まだの人を見つけたら熱烈プッシュ。何をしているんだ、俺はと気づいたのは、飲み会の会場の関内へ向かう途中。

 しかしその飲み会でも結局『一瞬の風になれ』の話題。まだ他の3人は2巻までだったので、お兄ちゃんがスナイバーに殺され、一気にミステリーになる、なんてウソの粗筋を教えてしまった。もちろん誰も信じなかったけれど。