担当=杉江松恋

染み入るような警察小説『カタリーナ・コード』
2020年2月10日12:25

【今週はこれを読め! ミステリー編】

染み入るような警察小説『カタリーナ・コード』
 染み入るような、という表現はこういう小説のために使うべきなのだろう。  ノルウェーの作家ヨルン・リーエル・ホルストの邦訳第2作『カタリーナ...
日常が断絶し、不安が形をとる短編集〜ブッツァーティ『怪物』
2020年2月3日19:36

【今週はこれを読め! ミステリー編】

日常が断絶し、不安が形をとる短編集〜ブッツァーティ『怪物』
 世界が抱えている根源的な不安を形にするとディーノ・ブッツァーティの小説になる。  北イタリアの小都市ベッルーノに生まれたこの作家は、新聞記...
〈ミレニアム〉シリーズ、堂々完結!
2020年1月25日12:40

【今週はこれを読め! ミステリー編】

〈ミレニアム〉シリーズ、堂々完結!
『ミレニアム6 死すべき女』はダヴィド・ラーゲルクランツによる新〈ミレニアム〉三部作の最終章にあたる作品だ。ご存じのとおり〈ミレニアム〉三部...
日本とアメリカを股にかけた痛快活劇小説『ジャパンタウン』
2020年1月10日19:25

【今週はこれを読め! ミステリー編】

日本とアメリカを股にかけた痛快活劇小説『ジャパンタウン』
 日本とアメリカを股にかけた活劇小説。  というのを、日本人が書いたのであれば特に珍しい話ではない。古くは大藪春彦『野獣死すべし』の主人公・...
仕掛けに満ちたミステリー『闇という名の娘』
2019年12月25日17:27

【今週はこれを読め! ミステリー編】

仕掛けに満ちたミステリー『闇という名の娘』
 ああ、こういうミステリーをしばらく読んでなかったな。  最後の一行を読んだ瞬間にそう思った。これこれ、この感じ。こういうものはひさしぶりだ...
軽業のように飛翔してゆく物語『パリのアパルトマン』
2019年12月19日15:15

【今週はこれを読め! ミステリー編】

軽業のように飛翔してゆく物語『パリのアパルトマン』
 不動産屋の手違いから、見ず知らずの男女が一つ屋根の下で共同生活を送り始める話。  と聞いて、え、それってどこの『翔んだカップル』、と思った...
スリル満点のリンカーン・ライムシリーズ最新作『カッティング・エッジ』
2019年11月21日18:56

【今週はこれを読め! ミステリー編】

スリル満点のリンカーン・ライムシリーズ最新作『カッティング・エッジ』
 スリラー。文字通りスリルを掻き立てることを目的にした娯楽作品だ。  日本ではかなり狭義の意味に使われることの多い用語だが、英米ではもっと広...
『生者と死者に告ぐ』の執拗な語りに唸る!
2019年11月10日13:10

【今週はこれを読め! ミステリー編】

『生者と死者に告ぐ』の執拗な語りに唸る!
 あれあれ、ネレ・ノイハウスってこんなにおもしろかったけ。  と、声を上げたくなるほどの出来である。  新作『生者と死者に告ぐ』(創元推理文...
恐怖の飛行機アンソロジー『死んだら飛べる』
2019年10月31日18:49

【今週はこれを読め! ミステリー編】

恐怖の飛行機アンソロジー『死んだら飛べる』
 高いのこわい、狭いのこわい。  と、『うる星やつら』の面堂終太郎風に書いてみた。実は高いところと狭い場所が苦手なのだ(暗いのは別に怖くない...
最も読むべき翻訳ミステリー・アンソロジー『短編ミステリの二百年vol.1』
2019年10月27日16:47

【今週はこれを読め! ミステリー編】

最も読むべき翻訳ミステリー・アンソロジー『短編ミステリの二百年vol.1』
 21世紀に入ってから、という限定付きではあるが、これは最も読むべき翻訳ミステリー・アンゾロジーになるであろう。  ただし、まだ完結していな...