担当=杉江松恋

日本とアメリカを股にかけた痛快活劇小説『ジャパンタウン』
2020年1月10日19:25

【今週はこれを読め! ミステリー編】

日本とアメリカを股にかけた痛快活劇小説『ジャパンタウン』
 日本とアメリカを股にかけた活劇小説。  というのを、日本人が書いたのであれば特に珍しい話ではない。古くは大藪春彦『野獣死すべし』の主人公・...
仕掛けに満ちたミステリー『闇という名の娘』
2019年12月25日17:27

【今週はこれを読め! ミステリー編】

仕掛けに満ちたミステリー『闇という名の娘』
 ああ、こういうミステリーをしばらく読んでなかったな。  最後の一行を読んだ瞬間にそう思った。これこれ、この感じ。こういうものはひさしぶりだ...
軽業のように飛翔してゆく物語『パリのアパルトマン』
2019年12月19日15:15

【今週はこれを読め! ミステリー編】

軽業のように飛翔してゆく物語『パリのアパルトマン』
 不動産屋の手違いから、見ず知らずの男女が一つ屋根の下で共同生活を送り始める話。  と聞いて、え、それってどこの『翔んだカップル』、と思った...
スリル満点のリンカーン・ライムシリーズ最新作『カッティング・エッジ』
2019年11月21日18:56

【今週はこれを読め! ミステリー編】

スリル満点のリンカーン・ライムシリーズ最新作『カッティング・エッジ』
 スリラー。文字通りスリルを掻き立てることを目的にした娯楽作品だ。  日本ではかなり狭義の意味に使われることの多い用語だが、英米ではもっと広...
『生者と死者に告ぐ』の執拗な語りに唸る!
2019年11月10日13:10

【今週はこれを読め! ミステリー編】

『生者と死者に告ぐ』の執拗な語りに唸る!
 あれあれ、ネレ・ノイハウスってこんなにおもしろかったけ。  と、声を上げたくなるほどの出来である。  新作『生者と死者に告ぐ』(創元推理文...
恐怖の飛行機アンソロジー『死んだら飛べる』
2019年10月31日18:49

【今週はこれを読め! ミステリー編】

恐怖の飛行機アンソロジー『死んだら飛べる』
 高いのこわい、狭いのこわい。  と、『うる星やつら』の面堂終太郎風に書いてみた。実は高いところと狭い場所が苦手なのだ(暗いのは別に怖くない...
最も読むべき翻訳ミステリー・アンソロジー『短編ミステリの二百年vol.1』
2019年10月27日16:47

【今週はこれを読め! ミステリー編】

最も読むべき翻訳ミステリー・アンソロジー『短編ミステリの二百年vol.1』
 21世紀に入ってから、という限定付きではあるが、これは最も読むべき翻訳ミステリー・アンゾロジーになるであろう。  ただし、まだ完結していな...
確かな足元が崩れ落ちるリンドクヴィスト『ボーダー 二つの世界』
2019年10月21日13:14

【今週はこれを読め! ミステリー編】

確かな足元が崩れ落ちるリンドクヴィスト『ボーダー 二つの世界』
 足元に確かにあったはずの地面がふっと消失し、無限の落下が始まる。  ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの物語は、そういう感覚に満ちている。...
失われた人生のシークエンスを探す冒険行『戦下の淡き光』
2019年10月7日18:41

【今週はこれを読め! ミステリー編】

失われた人生のシークエンスを探す冒険行『戦下の淡き光』
 こんなことが本当に起こりえたのかという人生の瞬間についての小説だ。  現在進行形でその時間と伴走した後、追想によってその魔法が本物であった...
著者自身がワトソン役の謎解き小説『メインテーマは殺人』
2019年9月27日19:26

【今週はこれを読め! ミステリー編】

著者自身がワトソン役の謎解き小説『メインテーマは殺人』
 一口で言うなら信頼関係がないホームズとワトスンなのである。  アンソニー・ホロヴィッツ『メインテーマは殺人』(創元推理文庫)のことだ。  ...