●担当者●蔦屋書店ひたちなか店 坂井絵里

2016年4月14日更新

『『青鞜』人物事典』らいてう研究会

 ここ1,2ヶ月。書店で伊藤野枝さんがよく目にとまりました。 『青鞜』や平塚らいてうではなく、野枝さんが新刊で目にとまること。  それは横丁カフェ最後の紹介本を悩んでいたわたしの背を推しているかのよう... 記事を見る »
2016年3月10日更新

『デミアン』ヘルマン・ヘッセ

 いろいろな本が本棚や床のうえで冬眠している。母が、読み終わったから次に読む?と送ってくれたゲーテの『若きウェルテルの悩み』も『親和力』も、いつかいつかと思っているドストエフスキーもシェイクスピアも。... 記事を見る »
2016年2月11日更新

『ジェーンとキツネとわたし』ファニー・ブリット(文)イザベル・アルスノー(絵)

「バスに乗ると、わたしは本を取り出す。まだ半分しか読んでいないけど、今までのなかで最高にいい本だと思う。それは『ジェーン・エア』という本。」 「学校と家の片道で、ふつうはだいたい13ページ読める。」 ... 記事を見る »
2016年1月14日更新

『私の万華鏡ー文人たちとの一期一会』井村君江

 人魚の研究をしていたおじから、10代のころにもらったちくま文庫の中の一冊は、井村君江さんの妖精の本でした。コティングリー妖精事件に関する書籍や、いまはない、福武文庫からも井村さんの『妖精の国への誘い... 記事を見る »
2015年12月10日更新

『小さな倫理学入門』山内志朗

〈倫理〉。小学生向けの辞書にも〈倫理〉は掲載されています。『三省堂例解小学国語辞典 第三版』をひくと、"人間として守るべき正しい道"と、ありました。 清水書院の『倫理資料集』のはしがき〈倫理を学ぶこと... 記事を見る »
2015年11月12日更新

『ヤンとシメの物語』町田純

『ヤンとシメの物語』という題名と、こちらを見ている表紙のネコで、かわいい童話のような物語かな......と思われるかもしれません。 表紙のネコはヤン。作者町田純さんが10数年一緒に過ごしたネコ。本の中... 記事を見る »
2015年10月8日更新

『次の本へ』苦楽堂

 13歳の息子がいいました。 「何の本を読んだらいい?」  通う中学校は朝、授業の前に10分の読書タイムがあります。その時間に読む本は何がいいかと聞くのです。  去年は、江戸川乱歩はどうかな?と自分が... 記事を見る »
2015年9月10日更新

『アート・スピリット』ロバート・ヘンライ

"好きなように眺めてかまわない  役に立つと思えば、ざっとスケッチしてもらってもいい  まったく反対の行動をとりたくなっても、かまわない  本書の主題は美であるーまたは幸福といってもいい  美や幸福に... 記事を見る »
2015年8月13日更新

『作家の珈琲』コロナブックス編集部

 珈琲豆を贈り物にするときに、一緒にこの平凡社のコロナブックスの『作家の珈琲』を美しい焦げ茶の包装紙にくるみ、つや消しの金のリボンをくるっとかけたら、なんて素敵なのでしょう。  本書は25人の作家の珈... 記事を見る »
2015年7月9日更新

『今を生きるための現代詩』渡邊十絲子

 今月の20日をもって閉店する 「リブロ池袋本店」。そこでいま "ひと月限りの「ぽえむ・ぱろうる」"という、かつてリブロ池袋本店店内にあり、2006年に閉店した詩の本の専門店が、9年の時を経て期間限定... 記事を見る »
2015年6月11日更新

『真夜中の庭』植田実

<この物語はもう何回となく繰り返し読んでいるがそれでも最終章にいたると涙があふれ出てしまう>と、著者・植田実が偏愛するフィリッパ・ピアスの児童文学『トムは真夜中の庭で』(岩波書店)。訳者の... 記事を見る »
2015年5月14日更新

『口笛を吹きながら本を売る』石橋毅史

 はじめまして。5月はネモフィラ、夏はROCK IN JAPANの開催でにぎやかな、茨城県ひたちなか市・国営ひたち海浜公園。そこからほど近い、蔦屋書店ひたちなか店で働いております、坂井と申します。一年... 記事を見る »
蔦屋書店ひたちなか店 坂井絵里
蔦屋書店ひたちなか店 坂井絵里
1971年東京生まれ。学生の頃は本屋さんは有隣堂と久美堂が。古本屋さんは町田の高原書店と今はなきりら書店がお気に入りでした。子どもも立派なマンガ好きに育ち、現在の枕元本は、有間しのぶさんに入江喜和さん、イムリにキングダムに耳かきお蝶・・とほくほく。夫のここ数年の口ぐせは、「リビングと階段には本を置かないって約束したよね?」「古本屋開くの?」「ゴリラって血液型、B型なんだって」 B型です。