1月23日(水)
坂本竜馬が死んでしまった。
本日、埼玉を営業していて、埼京線のなかで『竜馬がゆく』の8巻目を読み終えた。その時の悲しみ、そして喪失感。この8巻目が最終巻なのだから、竜馬が死ぬのはわかっていたけれど、茫然自失となって電車に揺られ、思わず営業目的の駅を乗り過ごしてしまったほど。先に読んだ『峠』や『花神』あるいは『世に棲む日々』でも、それぞれの主人公は死んでいく。しかし、これほどのショックは受けなかった。竜馬の圧倒的キャラクターに思いきり感情移入してしまったせいなのか。強風が吹く高架線のホームでしばし呆然としていた。
とにかく司馬遼太郎の歴史小説の良くないところは、主人公がみんな最後に死んでしまうことだ。
その後、どうにか気を取り直して営業をし、南越谷のA書店Sさんを訪問。そういえば先月訪問した際に、僕が今更ながら司馬遼太郎にはまっていると告白したところ、なんとSさんも「竜馬がゆく」にはまっていると聞いていたのだ。あわてて、ちょうどさっき読み終えたことを伝えると、Sさん
「わたし、実はつらくて8巻目を読んでいないんです。だってあの竜馬が死んじゃうんでしょ…」とのこと。
司馬遼太郎作品は最終巻(最終章)を読まなければいいのか…。