WEB本の雑誌

3月14日(木)

 N出版社のUさんからとある書店の店長さんを囲んで飲みましょうと連絡が入り、夜の渋谷へ。そういえば、先月バレンタインデーに飲み会をセッティングして大ブーイングを受けたが、本日はホワイトデーだ。こういういわゆるイベント日に飲み会をセッティングする人間が他にもいることがわかり、うれしい限り。

 それにしても、
「書店さんと飲み会に行ってきます」
と会社を出ようとしたところ、いきなり浜本が大声で
「誰?」と聞くではないか。
「○○書店の○○さんですけど。」と素直に答えたら、
「お前、ホワイトデーに二人で飲むんじゃないだろうなあ」とよくわからない不信感。
「N出版社とかS出版社とか営業がいっぱい来るんですよ」
「怪しいなあ」としつこく眉をひそめる。
いったい何なんだ、このおっさんは…。

 さてその飲み会。もちろん二人でなく、7人もの出版営業が店長さんを囲んでいた。ほとんどの方が初顔合わせなので、それぞれ名刺交換をする。その顔ぶれを見つつ、僕はある嫌な予感がした。

 その嫌な予感を確認すべく、一人ずつ年齢を確認していく。すると昭和40年代生まれは僕ともう一人だけだった。他の方々はみんな50年代なのだ。恐る恐る「あの~、40何年ですか?」と最後の質問。その答えは「48年です」だった…。

 今まで多くの飲み会に参加してきた。いつも僕は下っ端の方で、周りを囲む多くの諸先輩方にいろいろと教わってきたのだ。それが普通だと思っていた。それが…。それが…。今日の飲み会では、僕が一番年齢が「上」なのだ。

 強烈なパンチだった。知らないうちに、僕もそういう位置に来てしまっていたのだ、という現実に初めて気づかされた。もし今名刺交換をしている人と同じ会社だったら、僕は先輩として働いている可能性が高い。

 僕は働きだしてから、今まで一度も部下や後輩を持ったことがない。だからいつも当たり前のように一番下だと考えていた。もう、そういう年齢じゃないんだ…。普通の会社だったら、きっともう部下が何人かいるかもしれないんだ。

 何だかわからないけれど、このままでいいのかわからなくなってしまい、帰りの電車のなかでぼんやりしてしまった。