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4月15日(月)

 ここ数週間、ずっと調子が悪い。それは体調ではなく、気持ちの問題だ。何をしていても気がのらず、どうもツライ。

 いくつか原因として思い当たるフシもある。

 まずは愛猫小鉄の死であり、それを心から悲しむ時間が僕自身になかったことだ。とにかく落ち込んだ母や父を励ますことが先決で、自分の気持ちをひた隠し、空元気な言葉を投げかけているのに疲れてしまったようだ。

 それに営業という仕事がら、どんなに落ち込んでいても、人前でそういう顔も出来ず、いつもと同じように振る舞わざる得ない。そんな2重の感情の状況で、知らぬ間に疲労が溜まっているのかも知れない。

 それ以外では、同年代の人々がこの春かなり多く出版業界を辞めていってしまったことだ。年上や年下の方が辞めて行かれるのと違って、同い年の人に新たな決断を下されてしまうと、ついつい、自分はこれで良いのだろうかと考え込んでしまう。

 他に「何かが」あるわけでもないのに、このままでいることに異様に不安を感じてしまう。

 季節の問題なのかもしれないが、気持ちで動くタイプの僕としてはツライ日々が続いている。そしてそんな自分にまた気分が悪くなり、不快感が増す。まさに悪循環だ。こんな鬱陶しい日々から、早く抜け出したいものだ。