WEB本の雑誌

4月16日(火)

 あまりに不調なので、営業を休み、一日中社内に残る。溜まっていたデスクワークを片づけ、DMを作ったり、6月号の編集後記を書いたりしているうちに、あっという間に時間が過ぎていく。何だか働いている気がしない。

 夕方、事務の浜田と経理の小林が、突然万歳三唱をしだした。いったい何が起こったのかと聞いてみると3月末からずーっと取りかかっていた決算資料の作成が終わったとのこと。おお、それはそれはお疲れさまでしたとパチバチ拍手。

 僕は営業であるけれど、このような事務作業はいっさい浜田に任せている。いや任させているというか、数字に弱い僕が手を出すとどんどんドツボにはまっていくので、手を出すな!と言われているのだ。

 ここ数週間、毎日遅くまで浜田は残業していて、いつも6時過ぎに彼女の携帯が鳴り「ごめんまだ帰れそうにない」と悲しそうに答えているのを見ていた。そんななか僕は手伝えることもなく帰宅していて、何だか申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 お疲れさまです、浜ちゃん。