4月17日(水)
昨日一日営業を休んだのが功を奏したのか、気分が一転。俄然やる気が出てきて、書店さんを廻りたくてウズウズしてしまう。いやはや、いったいこの変わり身は何なんだ?
いつだかこの日誌で田園都市線の書店さんは、やたら学参コーナーが広いと書いたことがあるけれど、この日営業に向かった京王線もちょっと変わっている。
聖蹟桜ヶ丘のK書店のS店長さんも、府中のK書店のHさんもどちらも「うちはお客さんの年齢層が高いから…」と話すのだ。確かにその傾向は売れ行きにも現れていて、ベテラン作家や時代物が着実に売れている。そんな年輩のお客さんのありがたいところは、しっかり棚から本を買ってくれることだそうで、その分やりがいがあるらしい。
そんな話を伺ったので調布へ移動する電車のなかでちょっと乗降客を観察してみた。しかし、特別、電車に乗っている人は年齢層が高いわけでもなく、逆にかなり高校生や大学生といった若い人の姿が目に付く。うーん…。
しかししかし、またもや調布のS書店Sさんを訪問すると「もううちは完全に中高年以上のお客さんが多いのよ」と話すではないか。その客層にあわせレジ前の平台もちょっと変わった文庫フェアをやっている。どうも出版社主導のフェアをやるとまったく反応がでないので、完全にピンポイントな本を自分たちでセレクトし、毎月展開しているとか。
それにしてもどうして京王線はこんな客層になるのか? 若い人は新宿や渋谷で購入しているということだろうか? うーん、不思議だ。