5月22日(水)
ここのところイレギュラーな仕事が重なり、思うように営業に出かけられずにいる。それはフェアであったり、イベントであったり、あるいはDMの製作であったり。どれもこれも仕事として重要なのはわかっているのだが、書店さんをしっかり訪問できないというのは、僕にとってかなりストレスとなる。
そんななか朝の埼京線が信号機故障で遅れ、イライラが一段と募る。会社に着いたのは結局通常よりも1時間遅れ。午前中に少しデスクワークをして営業に出かけようと考えていたのだが、これでは無理。いい加減スッキリしたいので、今日一日社内にいて、一気にデスクワークを済ませることにした。
まず、フェアの発送。運良く椎名を捕まえられたので、単行本へのサインをお願いする。快く引き受けてくれ、あの誰にも読めないミミズ文字をガシガシ書き出す。いやはや、さすがに椎名は早い。80冊近くあったというのにあっという間に終わってしまった。驚きつつ、すぐさまダンボールに詰め、出荷の手配。
次はイベントの告知文章を書き上げ、勢いに乗って7月号の編集後記。おまけにここのところ遅れ気味の日誌は昨夜自宅で書いて送信しておいた分の手直し。メールの返事。いったい僕はどれだけの文字数を吐き出したことになるのだろうか?
さすがに疲れたので2階に上がって在庫チェック。不足分は倉庫に連絡し、移動をかける。
気分転換を終え、またパソコンの前に。今度はDMを作る。うーん、ネタ切れだ…としばし泣く。
その間、何度も電話に出る。『弟の家には本棚がない』の追加注文の嵐。うれしい限り。
それにしても、僕がいきなり電話に出るとなぜか見知っている書店さんは驚く。「まさか杉江さんが出るなんて」と。僕は電話に出なくて良いというところまで、まだ偉くはなっていないし、電話応対はかなり好きな仕事のひとつだ。みんな、お前は変わっていると言うけれど、特にクレームの電話が好きだ。
そうこうしているうちに一日が終わる。そしてすべてのデスクワークも終わった。明日から一気に営業だ!