WEB本の雑誌

6月12日(水)

 今月の新刊『ヒーローたちの荒野』池上冬樹著の事前注文短冊を持って取次店さんを廻る。それのしてもこの装丁…。カッコ良すぎないか? いったい金子はどうしたんだ?と思わず心配になってしまうほどの出来。

 その後は通常営業に戻るが、どちらの書店さんを訪問しても、嘆きの言葉の連続。
「日本戦の日は、通常の3分の2以下」
「日本戦以外も夜は家に帰ってしまうのか、お客さんがいない」
「4、5月が前年をクリアして確かに底打ち感があったけど、6月でそのプラス分がぶっとんだ」
「今月はまず10%落ちは覚悟」

 予想以上にW杯の影響が出ているようで、その言葉どおり売場は閑散としている。期待のサッカー本も、ベッカムの写真集『ベッカム―すべては美しく勝つために』(PHP研究所)以外は苦戦しているらしく、売れ行き良好なのは雑誌とテレビガイドだけだとか。こうなると在庫を減らし、目減りした売上を確保していかないと返品をどかどか作る書店さんもチラホラ。恐ろしい限り。

 出版社も、この状況を見通していたのか、6月の新刊を回避しているようで取次店の仕入窓口もガラガラだった。担当者に話を聞くと、「確かに今月は少ないですね」との答え。いやはや、まさかW杯のせいで倒産するような会社はないだろうな?

 そんななか希望的な観測もチラホラ。
「ほとんどチケットも手に入らないし、みんなお金は使ってないと思うんですよ。家でビール飲みながら観戦しても、今なら発泡酒も安いし。その分持ち越して、来月はボーナス月だし、今月何も買っていない分、購買欲が盛り上がれば7月は爆発してくれると思うんですよ」

 いったい7月はどうなるのか? おっ、我が社新刊はウエちゃんの2巻目ではないか! どうなるウエちゃん?