8月5日(月)
吉祥寺のパルコブックセンターの文庫担当Tさんからフェアの報告。なんと4日間で100冊以上の売れ行きだとかで、お互いにビックリ仰天。これが本の雑誌社フェアの売れ行きだったら一段と嬉しいのだが、今回は別の話。まあ、それでも関わったフェアが売れるのは嬉しい限り。
先月初めにTさんを訪問したとき、いきなりこんなことを聞かれた。
「杉江さん、文庫各社の『夏100』フェアの本てどう思いますか?」
「いや、別に、ここまで来ると正直言って、気にしたことないですけど」
「そうですよね! そうですよね! だからちょっと新しいフェアを企画しているんです」
Tさんがその後に語ったフェア内容については、8月7日搬入の『本の雑誌』9月号「自在眼鏡コーナー」に詳しくレポートしているのでそちらに譲るとして、まあ、簡単に言ってしまえば自分たちでその夏の100冊を選ぼうという企画なのだ。
題して『文庫魂 裏百冊の夏 ここらでひとつ日焼け止め編』
セレクトした全点に手書きの推薦文(POP)を設置し、Tさんお得意のキャラクターも登場。かなり本格的なフェアになっているのは間違いない。
さて、そのセレクトを手伝ってくれとTさんに頼まれ、あわてて20冊ほどリストアップし、POPも書いた。一応、企画の趣旨として、名前は出さずに変名を使っている。興味のある方は是非、吉祥寺のパルコへ足を伸ばしてみてください。セレクトの本を見れば一発でわかると思います…。
それにしても4日で100冊の売上だったら、正式なフェアを越えてしまうだろう。やっぱり読者(お客さん)も各書店さんの切り口から本を選びたいということの現れなのだろう。こういうフェアが成功するなら、それこそまだ、出版の未来もいくらか明るいのではないか。考えさせられるフェアになった。
それにしては、僕のセレクトした本が売れたのかどうか、Tさんは教えてくれなかった。もしや…。こちらは暗い話か。