WEB本の雑誌

10月8日(火)

 相変わらずノドが痛い。会社の台所に放置されていたカンロノンシュガーのど飴(半分溶けかけ)をふくろごとカバンに詰め、営業に出かける。ちょっと熱もあるようで、こちらも放置されていた「ルルA錠」を飲んで誤魔化す。

 ここ数日一般の人にまで我が浦和レッズの強さが浸透しているようで、レッズバカの僕が書店さんを訪問するといきなり「幸せですね」と話を振られたりする。昨日訪問した立川の駅ビルS書店Hさんしかり、本日訪問した水道橋A書店Hさんしかり。

 そういえば先週訪問したサッカー好きの同志、田町のT書店Kさんには「そろそろ自慢しに来るだろうと思っていたよ」と見透かされていた。多分日本中のレッズサポサラリーマンが同様の会話のなかで仕事をしているのだろう。

 さて、今月の新刊は久しぶりの顧問・目黒本なのだが、この書名が異様に長い。『だからどうしたというわけではないが。』前代未聞の全18文字。

 このタイトル、まず金子が案を出し、著者である目黒に相談に行ったらしい。目黒は自分の口癖でもあるこの書名が気に入ったが、さすがにこれほど長く、また意味不明な書名に不安も感じたようで、営業の僕の「了解が取れたら」という判断を下した。多分了解しないと思っての発言だろう。

 もちろん「書名はわかりやすく」を第一に考えている僕は反対した。何のことかわからないし、とにかく長すぎる。売れ行きはもちろん、事務的なことも含めて長い書名は面倒が多いのだ。いろいろと反論をし、とにかく一晩考えさせてくれと金子に伝えた。

 ところがところがそこに現れたのが社長である発行人の浜本。「目黒さんに聞いたけど、あの書名面白いよ」 その一言で全体未聞の全18文字にも渡る長いタイトルに決まってしまった。

 それ以来僕は営業先で「だからどうしたというわけではないが」と声に出し、書店員さんから不思議そうな顔で見られる毎日。そりゃいきなりこんな言葉を言われたら、ビックリするだろう。いやはや、困った書名だ。