10月9日(水)
僕がゴホゴホ咳き込んでいたせいか、目の前に座っている事務の浜田もつられたようにゴホゴホしだす。彼女、明日からすっかり遅れて取る「夏休み」。松山の実家に帰省し、両親と温泉旅行を企てているとか。思わず心配になって「大丈夫?」と声をかけたら、思いきり睨み返されてしまった。オレがうつしたというのか? いやうつしたんだよね、きっと。ごめん、ごめん。
うつしたといえば、子供が産まれて約1年半。その間僕は3回風邪をひいてしまったのだが、その都度仲良く子供も風邪をひく。今回も昨日あたりから咳と鼻水が激しくなり、あわてて病院に連れて行った。
こうなると僕は完全に悪者で、妻やら義母やら実の両親やらから「あんたが悪い!」と攻められる。僕の言い分は、子供が先に風邪のウィルスに冒され、その潜伏期間中に僕にうつり先に症状が出ているだけ…なのだが、誰もそんなことは聞いてくれない。いや、聞いてくれないどころか子供に近づくなと完全に隔離されてしまったほど。看病して欲しいとは思わないが、これでは弱り目に祟り目。くそ、父親はつらい…。
書店員さんの職場は売場という不特定多数の人が集まる場所なので、流行の病気がいち早く伝播される。だから常にウィルスと格闘しているわけで身体の強い人でないとなかなか仕事が勤まらない。風邪やインフルエンザなんていうのはある種職業病だし、埃の多い職場なので鼻炎や花粉症の人も多い。またかなり肉体労働を強いられるので、腰痛や腱鞘炎に悩まされている人はもっと多い。ぎっくり腰をやって一人前なんていう恐ろしい逸話もある。
ちなみに営業マンの職業病は、足のタコと夜な夜な酒場のハシゴによる肝臓系が多いように思われる。また編集者はデスクワークが多いのと、あまりに不規則な食生活のため肥満が多い。これは本の雑誌社だけのことかもしれないが…。