WEB本の雑誌

11月27日(水)

 出社すると『本の雑誌』1月特大号の下版日で、徹夜明けの編集部が真っ赤な目でハイテンションになっていた。浜本は歌い、松村は踊り、補助の石山は机に突っ伏しブツブツ独り言。大きな作業机の上にはゲラやら写真やら赤鉛筆やらおいなりさんやらが雑然置かれていて、まさに出版社地獄絵図。

 こういうところに長くいるとロクなことがないのは経験的に知っているので、通しのゲラを持って2階の応接間に上がる。同様に身の危険を感じていた浜田が既に避難していて、即席営業部の出来上がり。

 基本的に『本の雑誌』の連載は1年、あるいは2年が目安になっているからその入れ替わり時期の1月号は執筆陣が大きく変わる。だからこの1月号のデキが非常に気にかかる。営業マンとしてはどの原稿が強みになって部数を増やすか、またその中からどの連載が本にして商売になるか考えなくてはならない。もちろん一読者としての興味もある。

 おお、今回はかなり大きく変わったなと興奮しつつ、ゲラを読み進める。編集会議でああでもない、こうでもないとここは営業マンの強みでムチャクチャ言っていた意見もいくらか通っているようでちょっと満足。

 それにしても、もう1月号の下版だ。一年が早すぎる。