3月24日(月)~28日(金)
ここのところ飲み会が多く、この日記を書く時間がまったく取れない。毎夜終電で帰宅し、風呂に入ると、その風呂のなかで寝てしまい、危なく風呂場で溺れ死にそうになってしまった。
10数年前初めて社会に出たとき、雇用時間以外は絶対自分の時間として生きていこうと考え、おのれの歓迎会すら断っていたのだ。それが、いまじゃ仕事も余暇もどれが自分の時間なのかわからない。やりたいことなんて中学生の頃と同じくらい雲の向こうに隠れてしまい、その代わり、やらなければならないことが、山積みになっている。何だかなと思いつつも、ここから抜け出す方法を僕は知らない。
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この1週間、都内に新規書店の出店が続いた。
有楽町にS書店さんができ、中野にはA書店さんが800坪という大きさでオープンした。
かつて約10年ほど前、僕が八重洲ブックセンターで働いていた頃、確かその八重洲が1000坪ちょっとで日本一の大きさだったと記憶する。あの頃800坪を越えるお店なんて指折り数えられるほどしかなかったのだが、なぜか世間のバブルと一息ずれる形で、書店の新規出店はバブルに突入し、1店舗の売場面積は肥大化する一方だ。
そして、その陰に隠れる形で、でも実は新規出店の数を超えて、多くの書店が閉店の決断を下している。今回のS書店さんが出店した有楽町では、来月半ば老舗の近藤書店さんが閉店するというし、それこそ何店舗もお店を抱えているチェーン書店のなかにも、経営にもがき苦しんでいる書店があるという。
いったいこの業界はどうなってしまうんでしょうか?
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金曜日の夜、柴田元幸氏をお招きし『新元良一 翻訳文学ブックカフェ PART.6』が、ジュンク堂書店池袋店で行われ、立ち見がでるほどの大盛況であった。
僕自身、外文に疎いので、その場で聞いている話の内容の10%も理解できていないのだが、第6弾まで聞き続け、わかったことがひとつある。それは翻訳家と呼ばれる人達の「本への情熱」で、「どうしてもこの本を日本で紹介したかった」という強い想いを、それぞれ胸に秘めているのだ。
このイベントがなかったら、僕はたぶん翻訳家というのは原文を日本語に翻訳するだけの仕事だと思っていただろう。しかし事実はそうではなく、翻訳家というのは、ある意味自分の網に引っかかった素晴らしい海外の本を、それこそ出版社を口説いて紹介していくプロデューサーでもあったのだ。
何だかたいへん頭の悪い話を書いているようで気が引けるが、その「翻訳家」という仕事に素直に感動している。
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これを書いているのは、3月30日(日)の夜11時。
本日自分のチームのサッカーで、あまり活躍できなったのが、どうも今回の原稿の暗さに影響しているようだ。ああ、サッカーが上手くなりたい。でも練習は大嫌い…。