WEB本の雑誌

4月16日(水)

 今月の新刊『いっぽん海ヘビトンボ漂読記』の搬入日。

 帯に文字がズラズラと並ぶ不思議な装丁で、他社の同時期新刊『帰っていく場所』(集英社)や『モヤシ』(講談社)のあっさりした装丁とは大違い。まあ、むこう2点は小説だしと納得するか…。

 午後からは渋谷地区を営業。

 この渋谷・青山地区の書店さんを永江朗さんが『文藝』夏季号(河出書房新社)で「TOKYO書店見(ミ)シュラン」としてランク付けしている。

 過去いろいろと書店ガイドはあったものの、このように相対的にランク化するものはなかったのではないか。本屋好きの皆さんには要チェックの連載だし、今後が楽しみ。

 さて、そんなことを話題にしつつ渋谷の書店さんを廻っていたところ、とある担当者さんの話が心に残った。

「書店の接客態度ってあんまり良くないですよね。まあ、「いらっしゃいませ」を入口でやるのは難しいかもしれないですけど、レジでも言わないお店もあるし、それこそ無言で受け渡ししているときもあるし。でもやっぱり気持ちよく売りたいし、買いたいじゃないですか。だからお店でいつも言っているんですけど、眉間にシワを寄せてイライラしているようなお客さんがふっと笑顔になるくらい挨拶しようって。それで少しずつでもリピーターが増えてくれたらいいなって」

 僕自身、ついつい品揃えや棚で書店さんを判断してしまうが、やっぱりお店なのだから接客はとても重要なことだろう。そういえば「TOKYO書店見(ミ)シュラン」にも接客のランク付けはなかったっけ。果たして、お客さんは「接客」をどれくらいの位置づけにして見ているのか気になるところだ。