WEB本の雑誌

4月18日(金)

 当HPの運営をしているH社へ。本日はHPとは別件の打ち合わせで、ちょっと面白い企画を思いついたので、どうにかそれを実現できないかという話し合い。

 能力もなく気合いばかりで突き進んできた(つもり)僕の社会人人生も、10年経ってこんな立派な会社に足を踏み入れられるようになるとは驚きだ。世の中何が起きるかわからない。思わずビルに入る前に『思えば遠くへきたもんだ』(海援隊)を口ずさみ、会議の間は『地上の星』(中島みゆき)が頭を駆けめぐる。会議は滞りなく進み、とりあえず最初の一歩を踏み出した。

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 その後、神保町を経て、赤坂見附へ。

 ほんや横丁の連載『東京ランダムウォーク日記』でお馴染みの渡辺さんが、間もなくこの地に新たらしい支店を出するのである。たぶん今日辺りが準備の佳境だろうとその陣中見舞いに向かう。

 店内は、壮絶な風景だった。
 出来上がったばかりの棚を前に、ところ狭しと本が積まれている。本というのは不思議なもんで棚に入っていると大した量に見えないが、それを山積みしてみるととんでもない量になる。とにかく本、本、本の店内。足の踏み場を探りつつ渡辺さんを探す。

 その山の向こうから、浦和レッズのTシャツ姿の渡辺さんが顔を出し、「これ今日中に積めなきゃ」と泣き笑い。話を伺うとここ数週間まったく休みもなく、とにかく準備に大わらわで、もう体力も底き、お箸も握れないとか。

 しかしそれにしても楽しそうだ。渡辺さんはもちろん稲葉さんも山村さんも他のスタッフのみなさんも、グッタリした表情のなかで笑っているのがよくわかる。

 渡辺さんは日記のなかで「重要なのは、単純だけど“いい店つくるぞ!”という気迫、熱なのだ。そして、その熱こそのみが良きものを作っていくんだと思う。」と書かれているが、本当にこのお店のなかをその熱が渦巻いているのがよくわかる。新店の広さはたった75坪。でもこの熱はそんな単位で量れるものではないし、積まれている本を見れば充分伝わる。

 4月22日のオープン日。この熱がお客さんに伝わり、ヘトヘトになった渡辺さんが笑えることを願っている。