WEB本の雑誌

8月7日(木)

 いやはや夏の横浜は良い。
 何が良いって、日に当たらずに多くの書店さんを廻れるからだ。いやはや。

 M書店のYさんを訪問すると、肘の内側に大きな青あざがあるではないか。

 こういうとき僕は悩んでしまう。話題として触れて良いのか、良くないのか。もしかしたら聞かれたくない理由があるかもしれないし、逆に気づかないなんて、なんて観察力のない人なの?と思われるかもしれない。こんなことで悩むこと自体で、僕の営業のダメぶりがわかるだろう。

 結局その話題にはこちらか触れずに本の話をしていたのだが、ちょっとした話の流れからYさん自身がその肘の青あざを説明し出す。「家で本を読みながら階段を降りていて、落ちちゃったんですよ」

 うーん、そんな理由なら初めから話を聞いた方が盛り上がったんじゃないのか…。とにかく、Yさんあなたは書店員の鏡ですと別れの挨拶。

 その後、訪問したルミネのY書店さんで、久しぶりに文庫担当のMさんと顔を合わせる。文庫の売れ筋などを聞いていると、ふっと名札に目がいき、名字が変わっていることに気づく。

 思わず「Mさんご結婚されたんですか?」と聞いてしまったが、よくよく考えてみると今までMさんに独身ですか?と確認したことがあるわけでなく、この質問は非常に危険だと気づく。

 運良く、今回は問題なく「おめでとうございます」で話は済んだのだが、これからは気をつけよう。ああ、何年経っても人との会話は難しい。