8月8日(金)
暑い、暑すぎる。カバンのなかにはハンドタオルが2枚入っているのだが、それでも午後にはどちらもしっとりしてしまって、まったく爽快感がない。
二子玉川のK書店さんを訪れるが、担当のUさんはお休み。何だかいつも休みの日に当たってしまって、しばらくお会いできていない。そろそろしっかりアポを取って訪問しよう。
そのK書店さんが入っているデパート高島屋は大規模なリニューアルが予定されていて、以前から工事されていた新設部分も露わになり、かなりモダンなデザインへ。建築に興味を持って以来、営業の楽しみが増えた。K書店さんも9月にその新設部分に引っ越し予定だとか。
その後は子供と若者をすり抜け、渋谷を営業。
南口のY書店Tさんと話していると「何か文庫本で恐い話のオススメはないですか?」と聞かれ、あわててあまり得意ではないホラー系の小説を紹介。
ところが話をしているうちにTさんが求める「恐い」が奥田英朗の『最悪』的な恐さだとわかり、あわてて方向転換する。文庫になっていないけれど同一著者の『邪魔』をオススメし、あとは桐野夏生の『OUT』や貴志祐介『黒い家』などをオススメ。
こういう質問にうまく答えられないのは、僕自身の読書量が少ないことが一番の理由であるけれど、本を読んでいる時も読み終わった後も、その本を言葉に置き換えることをしていないからだろう。
ただただ物語に没頭し、登場人物に感情移入し、時には涙を流し、時には唸り、それで終わってしまうのだ。ああ、書評誌を出している会社に勤める人間として失格だ…。