WEB本の雑誌

10月20日(月)

 本日で入社7年目に突入。
 
 本の雑誌社の営業は3年が限界といわれ、歴代営業マンもほぼ3年で辞めてきたことを考えるとこれは偉業なのではないか。少しくらい認めてくれても良いんじゃないかと思うが、誰も祝ってくれないし、それどころか気づいてもくれない。

 本の雑誌の営業を一言で表すなら「孤独」である。部下も同僚も先輩もいない。営業会議はいつも「自問自答」で、そのおかげで僕のようなアホな人間でも「考える癖」がついた。しかしその考えた結果はあまり役に立たない。なぜなら誰も数字を追っていないからだ。

 その数字の追わなさが『本の雑誌』のひとつの良さである。それはわかっているけれど、営業マンの一番強い習性である「数字を追う」ことを簡単に放棄することはできないし、そもそもここは会社であり、数字を追わない限り会社は成り立たないのだ。しかしこういう考えは、なかなか伝わらることがない。

 それでも歴代営業マンの平均勤続年数をダブルスコアで越えてなお居続けるのは、キレイ事でもなんでもなく、書店員さんのおかげである。訪問した際の対応はもちろん、本気で棚と売上と格闘している姿を見ているととても励まされる。

 この6年間でわかったこと。僕は「本」そのものよりも書店員さんが好きだということ。そんな好きな人達と仕事が出来る限り、どんなに社内で孤独を感じても、この仕事を続けようと思っている。