WEB本の雑誌

12月9日(火)

 初代と二代目、すなわち目黒と浜本のことなのだが、この二人が妙に似ていることに最近気づいた。

 こう書くとすぐに体型や体脂肪率や洋服のサイズなんてことを思い浮かべる人がいるかもしれないが、そうではなくて、性格というか仕事のやり方が非常に似ているのである。いや長年二人並んでソファで寝ていただけに似てしまったというのが正しい言い方なのかもしれない。

 まず、似ている点その1は、ふたりとも大声ということだ。とにかく言いたいことを大きな声で話す。他の会話なんて一切聞こえないくらい大きな声だ。会議なんてやっているとこの大声に圧倒され、こちらは何も言えないまま独演会で終わってしまうことがある。またとても早口である。

 似ている点その2は、上に付随したものなのだが、人の話を聞かないってこと。いや聞いているのかもしれないけれど、その後の会話の発言は、まったくこちらの意をくんでいないことが続く。いやはや大変なんだ。

 似ている点その3は、話を聞いていたとしてもすぐ忘れるということ。
 二人が一年で一番多く使用する言葉は「あっ、忘れてた!」である。で、「ゴメン、ゴメン、そういう大事なことはメールで入れてくれなくちゃ」と続く。しかし松村も金子も僕も、当然メールを入れており、そのことを抗議すると「えっ、そうかなぁ」と呟きながら、違う話を大声で話し出す。

 似ている点その4は、極端な人見知りであるということ。お客さんが来ても、ひどくぶっきらぼう。愛想笑いも、世間話もできない。自分の興味のあること以外一切関心なし。しかしピンポイントで関心のある話が振られると、似ている点その1に戻り、自分が飽きるまで話し続ける。

 二人ともかつては営業もしていたのだが、いったいどんな営業をしていたのだろうか? 僕にはまったく想像がつかない。

 長年連れ添った夫婦が似るということがあるけれど、夫婦でなくても長く一緒にいれば似てくるのだろうか? ならば、目黒や浜本となるべく一緒にいたくないな…。