WEB本の雑誌

1月11日(火)


 直行して、お招きいただいていた取次店・栗田出版販売の新年会に参加しようと考えていたのだが、金曜日に締め切った本屋大賞一次投票の状況と、週明けの注文状況が気になり、結局早出で会社に顔を出すことに。休み明けの出勤ほど楽しい日はない。

 そしてFAXとメールを確認し、ほっと一息胸をなで下ろしていると、会社の前に大きなトラックが止まる。ワオ!『本の雑誌』2月号が納品になってしまったではないか。ちょっと予定の時間より早い…。うーん、参った。本当はこの搬入作業をみんなに任せ、僕は栗田さんに向かう予定だったのだ。しかしトラックを待たせるわけにもいかず、結局浜田と二人で数千冊の「本の雑誌」を運び込む。

 フラフラになりつつ、老体にむち打ち、栗田さんへ駆け足で向かう。
 どうにか乾杯の挨拶に間に合い、お招き頂いたYさんにご挨拶。そして会場を見渡しビックリ!

 今までこういう会に参加したことがなっかったので知らなかったのだが、書店さん、出版社さんとすごい人数が集まっているではないか。むー、こんな会があったとは…。

 しかし、そうはいってもチビ出版社のチビ営業マンで、しかも顔の極端に狭い僕には、数百人のなかで顔見知りは数人であり、その方々に新年のご挨拶するのが精一杯。名札を見つつ、あっ! なんて思ったがいきなりお声をかける勇気もなく(これだからダメ営業なんだよなぁ)奥にあった展示コーナーを覗く。すると「栗田読書倶楽部が選んだ2004年ベスト10」というのがあるではないか。しかもその栄えある1位が、目黒は2度読み、僕は3度読み驚愕した『イニシエーション・ラブ』乾くるみ(原書房)で思わず納得。

 実は日頃取次店の方とまともにお話する機会がほとんどなく、果たしてどういう人達が働いているのかよくわかっていなかったのだが、きちんとこうやって本が好きで、本を読み込んでいる人がいっぱいいるではないか。当然といえば当然のことなのだが、何だかその事実を知ることができ、とてもうれしかった。

 その後は渋谷、菊名(P書店が隣に移転していた!)を経由し、横浜へ。横浜はM書店さんが昨年冬に改装を終え、ついにすべての書店さんがスタートラインに立った感じか。各店それぞれ客層があって面白いのだが、それにしてもE書店さんのお客さんの多さにはビックリというか、横浜自体の人出が異様に多く感じるのだが、果たしてどうなんだろうか?

 そして夜は、飲み会へ。現在尊敬する人NO.1のNさんの隣で腹筋が痛くなるほど大笑いし、2005年初の飲み会は夜遅くまで続いたのであった。