1月25日(火)
「あーあ、杉江がケチらなきゃ、こんなことには…」と浜本が朝からぼやき、そこから逃げ出すように外に出、今度は夜会社に戻ると、「ほんと杉江さん、あれほど良いって僕がいったのに、見る目ないっすね」と荒木に攻められる。
いやはや11月に発売した『千利休』清原なつの著が、あれよあれよという間に在庫がなくなり、現在品切れ状態。こうなると突然編集部は強気になるモノで、ここ数日攻められっぱなしのツライ日々。もちろん重版の手配はしているのであるが、くーーー。僕だって後悔しているんだよ。
でもでもこんなに売れるなんて、っていうか、どうせ僕はアホだから清原さんをよくわかってなかったし、うーん、ほんとファンの皆様、それから清原さん、こうなったらプライドも捨て、浜本に、荒木よ、スミマセンでした。
ちなみにそのファンの方から届く愛読者カードがたまりません。皆さん、清原さんの新刊をクビを長くして相当待たれていたようで、「とにかく出版してくれたことに感謝」なんてうれしい言葉が続くのです。いやはやこんな言葉、私にはもったいないっす。
ででで、調子に乗ると一気に火がつくのが営業で、こうなったらトコトン行こうと、清原さんの過去の作品のなかから単行本未収録の作品を単行本化することに!!! ファンの皆様、こちらもしばしお待ち下さい!!!