WEB本の雑誌

3月8日(火)


 やはり本屋大賞が佳境を迎えるとこの日記の更新が出来なくなる。

 忙しいというか、心がついていかないというか。家に帰ってスーツを脱いだ時点で、もう完全にこのしょぼい脳みそしか詰まっていない頭が動かなくなってしまう。フラフラとすでに寝ている娘と寝てばかりいる3ヶ月の息子の匂いをかぎ、メシを食って風呂に入るので精一杯。あとは文字通りバタンキューで、本も読めずにまぶたがふさがってしまう。

 しかししかし投票に参加した書店員さんはもっと大変だったわけで、とある書店員さんからは2月はまるで運動会のように読書した感じで、そのおかげで3月は読みたい本が山よなんて笑われたが、その努力に応えなければ事務局お手伝いの意味はなく、頑張りましょうと毎朝気合いを入れている。

 そうはいっても本屋大賞は本業ではないわけで、本日は3月の新刊『純情ぴかれすく』(社内では『セカチュー』『イマアイ』のように略すと売れるのではないかと話され、なぜか『純ぴか』と呼ばれている)の見本を持って取次店廻り。

 各社決算期の3月は毎年狂ったように新刊が出版される月なのだが、今年もその悪しき習慣は変わらないようで、月の半ばの11日の搬入点数がすでに290点を超えていることがT社の窓口で掲げられていた。書店員さんは本当に大変だ。それにしても一日300点の新商品が出る業界って他にあるのか?

 というわけでその新刊洪水の中『純情ぴかれすく』は旅立っていく。中場さんの代表作になること間違いなしの面白さなので、荒波を越えてぐーっと大きく航海して欲しい。