WEB本の雑誌

4月20日(水)


 昨日、まともに営業できなかった中央線の続き。

 立川は書店で考えると独特な町で、駅周辺の書店さんがみんなオリオン書房さんの支店なのである。きっと立川で生まれ育った人は、本屋というとオリオン書房というイメージなのではなかろうか。まあ、僕が住んでいる浦和も本屋といえば須原屋さんで、地元に根付いた書店チェーンというのがあるものだ。

 それにしても新店のアレア店から順に南から北へ営業をしていると不思議な気分に襲われる。だってこれが例えば横浜だったら有隣堂西口店、栄松堂、有隣堂ルミネ、丸善BM、紀伊國屋と5軒4書店を訪問することになり、結構売れ方も品揃えもそれぞれのお店で違ったりするもので、そうか同じオリオン書房といっても、もしかして各店でかなり違った傾向が出ているのかもしれない。

 その辺の把握がまだ出来ていなかったと反省しつつ、ノルテ店のSさんを訪問したのだが、いきなり「30周年記念楽しみにしていますよ」との先制パンチを食らわされ、ノックアウト。

 うう。30周年なんですよ、30周年。その仕事が実は山盛りで、しかも本屋大賞みたいに誰かが助けてくれるわけじゃない。自分が動かない限り、別冊も特大号も飲み会も何にもないわけで、いやはやまずい。思わず中央線に乗って高尾山に逃亡しようかと思ったが、山登りは長距離走の次に苦手だったのだ。くはー。