4月26日(火)
とある書店さんから電話が入り「来てくださいよ」なんて言われ、ビックリ。いやいやそうじゃなくて、実はその書店さんで、今春とある大手出版社に就職していった元・助っ人アルバイトTが書店研修しているのだ。そして今日が最終日にあたるそうで、一生懸命働いている姿を見に来てあげてください、との連絡だった。
ご迷惑をかけていたのではないかと、早速お店を訪問すると、Tが必死に平台に文庫本を積んでいるではないか。おお! なんか本の雑誌でアルバイトしていたときと、表情が違うではないか。まさに真剣。
声をかけるとあわてふためき、それでもやはりやらなきゃならない作業が気になるのか、台車と平台を行ったり来たり。書店員さんに挨拶しつつ、話を伺うと「一生懸命で助かってます」との有難きお言葉をいただく。
Tよ、この数週間、書店の現場で感じたことを、これから本を作るときに絶対忘れないでくれ。たぶんこれから仕事で悩むだろうことの、ほとんどの答えがここにあるはずだから。そしていつも書店を覗く、編集者になってくれ!