6月22日(水)
うー、こんなに不景気な話ばっかりを聞く、営業期間も珍しい。
どこへ言ってもため息混じりに「売れないなぁ」なんて呟かれるばっかり。大丈夫なんだろうか? 出版業界は。
まあ僕が話を伺っているのは文芸ジャンルだけなんで、他のジャンルは売れているかもしれないけれど、とにかくその文芸に限っては、ちょっとヒドイ状況らしい。
そんな暗くなるばっかりの話をしつつ、我が身を振り返ってみたら、なんと僕自身4~6月はたいして本を買ってない。正直単行本で買いたくなるほどの新刊がそんなんになかったわけで、そのことを書店員さんに告白したら「実は私もなんですよ~。最近は再読ばっかりしてます」とのこと。うー。
先日、とある出版社の営業マンと飲んでいたとき
「最近は編集者が企画の段階で数字を言うんですよ。類書がK書店さんのデータで何部売れてるとか、同じ著者の本が何部とか。まあ営業が数字を言い過ぎたからってのはあるんでしょうけど、編集者はもっと自由に考えて欲しいですよね」との話されたのを思い出す。
そうなのだ!
どいつこいつも数字数字で、もちろん数字は大事だけど、企画とか編集には、もっと大事なものがあるんじゃないのか! 数字なんてのは営業がこさえれば良いわけで、編集者は本をこさえれば良いのだ!! もしそれで3回連続自分の企画が空振りだったら、素直に商売替えするとか5年くらい冬眠してみる潔さが必要なのではないか!!!
僕たち営業が売りたいのは、本ではなく、そんな編集者の想いや気持ちなのではないか!!!!
その晩、すっかり酔っぱらって頭上にやたらと「!」マークを飛ばしつつ激しく机を叩き、そんなことをわめいていたのだが、いやはや元気のある本を読者も書店もみんな待っていると思う今日この頃。