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9月15日(木)

 夜、本屋大賞実行委員会の会議。
 第3回目のスケジュールその他がほぼすべて決まり、これでまた来年の4月に向けて走りだすことに。詳細は10月に入ってから発表の予定です。

 誰もが当然あると思っているようだけれど、本来は遊びで1、2回やって…なんて考えていたわけだったりして、それが広げた風呂敷の何十倍も反響を受けてしまい、その結果、そう簡単に辞られなくなってしまったという感じか。

 しかしそんなことよりやっぱり本屋大賞は面白い。今から何がノミネート作に選ばれるか? そして大賞は? なんて考えているだけでワクワクしてしまう。投票される書店員さんも相当悩みつつ、今も新刊と格闘しているのではないか。僕には、難しいことはわからないけれど、この面白いというのが一番大切だと思っている。そしてその面白さを外と内に伝えるのが実行委員の大きな役割なのではないかなんて考えている。

 第3回の一番の懸念材料は、実は発表会の会場を押さえることだった。第1回、第2回を出版クラブ会館にかなりの無理を言って格安で利用させていただいていたのだけれど、あまりに人が多く集まり過ぎて、出版クラブ会館の一番大きな部屋でもおさまらず、去年は空気が薄くなるほどの混乱で、多くの参加者にご迷惑をかけてしまったのだ。

 その反省を元に、様々な会場をあたっていったのだが、予算のあまりのなさで、どこも手が出ず。このままでは発表会なしの第3回になるのではないか?と頭を痛めていたところ、なんとダメ元でお願いしていた明治記念館が、あまりに可哀相な組織だと、とてもリーズナブルな料金で貸していただけることになったのだ!

 実は、本屋大賞実行委員の間では、日本イベント大賞を頂いた際に訪れた目黒・雅叙園の華麗さにビックリし「いつかは雅叙園」というのを合い言葉にしていたのだ。ところが「いつかは雅叙園」どころか「いきなり明治記念館」。

 果たして明治記念館の舞台に立つのは誰になるのか? 乞うご期待!