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10月13日(木)

 夜中の3時。『凍』沢木耕太郎著(新潮社)読了!
 「すげー、すげー、沢木耕太郎がやってくれた!」と誰もいない居間で大騒ぎ。

 ここ数年の小説やら、かつての私ノンフィクションとはまた違った、取材対象者に乗りうつったようなこの描き方。だからこそ伝わる山の偉大さ、そして山野井夫婦の強さ。沢木耕太郎の新たな代表作になるだろう。

 あまりの興奮で結局朝まで眠れず、僕の目の前には吹雪く山があった。