WEB本の雑誌

2月16日(木)

 昨日はとある地域の書店さんが集まる飲み会に参加。

 といってもいわゆる“飲み会”の雰囲気とはちょっと違い、2つのテーブルの片方に書店さん、もう一方に出版社と別れて座った。これは?と思ったら書店さんの集まるテーブルでは、各店枠を越えた販促ができないかと酒にも口を付けずに大まじめな議論がされていた。

 こちら出版社組というかぼくは何だかたがが外れてしまったかのようにアホみたいに酒を飲み手羽先を頬張っていたのだが、いやはや、オオゴトになる前の本屋大賞も、こんな感じで始まったわけで、どんな展開になるか期待大。

 そして本日新宿の紀伊國屋書店本店さんを訪問。
 大きい本屋さんは勝手に本が入ってきて、それを並べておけば売れるでしょう?なんてのはまったくの勘違いで、紀伊國屋さんもキノベスや手書きPOPやあるいは必見のバトルロイヤルコーナーなどととても努力されているのである。

 また細かいところの配慮もしっかりされていて、先日直納したコミック『千利休』清原なつの著はどこの分だったんだろう?と確認すると、なんと茶道の棚に平積みされているではないか。ああ、よく気づいていただけました。ありがとうございます。逆にこういう展開やっぱりアリだったのか、とこちらが教わる始末。

 で、こういう努力は各店あるいは書店全体で広がって、書店発の販促というのはある程度まで進んでいると思う。そろそろ書店さんにおんぶに抱っこでなく、出版社が新しい販促を考える時期なのではないか? なんかやりたいな。