3月8日(水)
9時出社。
通勤音楽は、発行人浜本に借りたFREE「The Best Of Free」。通勤本は、「本の雑誌」2006年3月号で椎名編集長が紹介していた『虎山へ』平岡泰博著(集英社)。編集長と一緒で僕も積読になっていたのだが、思わず探しだし、読み出したのである。
10時前に、『本の雑誌』4月号が到着。早出アルバイトをお願いしていたてっぺーとアマノッチはまだ着いておらず、浜田と松村の3人で社内に運び入れる。ついに椎名編集長が表紙に登場か? 暖めて来た企画「本棚プロファイリング」はやっぱり面白い。プロファイリングされたい方、写真を送って下さい。
運び終えたところに郵便物が届く。白水社さんから届いた僕宛の封書を開けると「出版ダイジェスト」第2036号が入っているではないか! おお!! 僕が書いた「サッカー本ワールドカップ」がなんとなんと1面に掲載されている。うーん、何だかいつも「本の雑誌」に編集後記を書いているので自分の文章が活字になることに何ら感慨もないのだが、やはり他社の、それもかなり一生懸命書いた原稿だけに今回は感動も一入。WEB版出版ダイジェスト(http://www.hakusuisha.co.jp/current/digest.html)
本日は3月15日搬入予定の新刊『新・中年授業』目黒考二著の注文〆切作業と本屋大賞の山盛りデスクワークがあるため、外回りを断念。外に出られない営業なんて存在価値がないではないか…と嘆きつつも仕方ない。
あれやこれや事務の浜田と作業を繰り返しているとお昼。藤原がささ家にお弁当を買いに行くというので、からあげ弁当を買ってきてもらう。そういえば前日の文庫王国の取材の後、教えてやったラーメン屋に行ったの?と藤原に聞くと、もちろんと力強い返事。夕方5時に食ったラーメンは何食?と再度聞くとおやつですの答え。間違いなくこいつは胃下垂だと思う。
2時頃、身体に変調をきたす。頭痛そして吐き気。やっぱり一日中社内にいられない身体なのだ。あわてて飛び出し、笹塚駅前のK書店さんへ。YさんやWさんと話していると身体がすっと楽になる。
そうはいってもこのまま外回りを続けられるわけでなく、うなだれて会社に戻り、デスクワーク。こんな日が続いたら身体も本来の仕事も滞ってしまうので、今日中にケリを付けようと、助っ人を大量投入し、浜田と必死になって終わらせる。
8時退社。電車のなかで『本の雑誌』4月号を読む。思い切り広げて、なるべく他の人に表紙が見えるようにして、読む。広告塔だ。