WEB本の雑誌

3月9日(木)

 直行で取次店さんへ。『新・中年授業』の見本出し。

 昨夜届いた見本を手に、表紙カバーは過去の顔と今の顔の絶妙なイラストですね、と目黒に言ったら怒られた。

 あまりに早く到着してしまったため、しばしN社さんの下のマックで100円コーヒー。

 『虎山へ』平岡泰博著(集英社)読了。椎名編集著の書かれているとおり、やっとの想いでシベリアタイガーをカメラにとらえたところは、とても感動的だった。ついでにあとがきも素晴らしく、もしあとがき大賞なんていうのがあったら、8位くらいにランクインさせたい。

 それにしてもこの番組を見ていないのが、これもまた椎名編集長同様、激しく後悔である。もしテレビ局がこういう過去の番組を300円くらいで売ってくれたら絶対買うのに…。

 おお! テレビというのは、基本的にはその場限りで言ってみれば、発売と同時に品切れ、在庫なしってことなのか。この辺、何だかとってももったいないと思うけど、どうだろう?

 例年どおり今年の3月も新刊大洪水のようで、T社さんでは予定していた搬入日を断られてしまったほど。『新・中年授業』が大洪水に流されないことを祈る。

 おお! 思い出した。とある書店さんがこぼしていたのだが、今年の5月はハリーポッターの新刊が出るのだが、その時期、他の出版社が新刊を出すのを控えるのは辞めて欲しいと。それだと結局ハリーポッターの売上でプラスマイナスにしかならないから、他の読者のことも考えてねとのことだった。

 ついでにいうと5月に新刊を出し控え、その分を6月に回そうとすると痛い目にあうだろう。なぜなら6月はサッカーワールドカップドイツ大会があり、また日本代表の試合の日は町から人が消えるはず。

 見本出しを終えてから、御茶ノ水、神保町、水道橋などを営業。僕の愛した東京ランダムウォーク神保町店が閉店していた。見たくない。

 夜は助っ人学生送別会。新宿・海森2。タテノとスズキ先輩がいなくなるなんて淋しすぎる。別れを惜しみつつも、明日は早起きなので22時30分に一足先に帰宅。