WEB本の雑誌

3月13日(月)

 9時出社。
 通勤本は『日本はじっこ自滅旅』鴨志田穣(講談社)。
 何気なく買って、何気なく読み出したのだが、いやはやこの本、無茶苦茶面白い。

 あまり目的もなく日本のはじっこ(岬)を彷徨う著者。民宿のおばちゃんや飲み屋のタイ人ホステスに人生を感じ、結局自分も自分の居場所を探していることに気づく。ああ、これは中年男性版『深夜特急』なのではないか。なーにが「LEON」だ、なーにが、ちょい悪だ! 本当の男の人生はこうだぁ!と思わず埼京線で叫びそうになってしまった。

 本日は15日搬入の新刊、目黒考二著『新・中年授業』の部決日。思わず目黒さん、鴨志田さんみたいに家族に捨てられなくて良かったですね、なんて呟きたくなってしまった。

 営業は渋谷など。リブロ渋谷店さんでは、『縷縷日記』(るるにっき)市川実和子、eri、東野翠れん著(リトルモア)が1位だった。