WEB本の雑誌

3月15日(水)

 9時30分出社。僕の些細な冒険です。
 通勤本は、安田ママさん及びT書店Tさんの絶賛本『凍りのくじら』辻村深月著(講談社ノベルス)。埼京線で隣り合わせた女子高生は『夕焼けの詩―三丁目の夕日』西岸良平(ビッグコミックス)を読んでいて、何だかあべこべ?

 とある取次店から電話。
「『本の雑誌』4月号を定期分のお店に送り忘れて42冊余っているんですよ。どこのお店の分だかわからないし、問い合わせも来ないので、返品取ってくれませんか?」

 問い合わせはこちらに来ていて、すでに2軒の書店さんに直送していたりする。無責任にもほどがある。こういう経費を請求する方法はないのだろうか? 

 午後から池袋などを営業。
 J書店さんでは出版社・産学社の営業マンKさんと遭遇。この出版社が出している『最新データで読む産業と会社研究シリーズ2007年度版 出版』で、なぜか僕がインタビューを受けているのだが、その売れ行きなどを伺う。

 いつも思うのだが、文芸出版社の営業は楽だよなということ。例えばビジネス版元、例えばパソコン書版元などは、類書が山のようにあるため、場所取りが大変なのだ。週に1度は顔を出し、欠本調査を行い、補充注文をいただく。それを怠ったら、すぐ違う出版社の類書がそこに並んでしまうのだ。そして一度失った平台はなかなか戻らない。うーん、そういうきちんとした仕事が僕にできるだろうか。

 夜は北千住で、閉店してしまった東京ランダムウォーク神保町店のYさんのお疲れ様会。
 Yさん! いつか絶対どこかでまたああいうお店を作って下さい!!