WEB本の雑誌

5月30日(火)

 通勤読書は昨日購入したばかりの『居酒屋道楽』太田和彦著(新潮文庫)。

 太田和彦さんの居酒屋ものが大好きだ。酒、肴、居酒屋への愛に溢れた文章を読んでいると何だかホッとする。しかし読んでいると無性に飲みたくなる。本日の営業コースは直行で常磐線なのだが、北千住で撃沈してしまいそう。

 ただいま常磐線は埼玉県同様、ジャスコやヨーカドーのショッピングモール攻勢にあっており、だいぶ人の流れが変わっているようだ。特に南柏に出来たジャスコの影響は沿線の書店さん及びデパート等に大きく出ているようだ。

 アマゾンやはてなやブログなどビジネスの世界では「WEB2.0」なんて叫ばれているけど(よくわかってないんですが…)、現実の町は完全にジャスコによって世界が変えられようとしているのではないか。

 これだけ平日と土日で人の流れが変わった場合、果たして版元営業は規模や売上だけを見て営業していて良いものなのか? もしかしたら「本」にも土日に売れる本と平日に売れる本と違いがあるのではなかろうか?

 柏、新松戸と営業。そして松戸へ。

 良文堂さんでは、「酒飲み書店員共同企画文庫ベストセラーを作れ」で大賞に選ばれた『ワセダ三畳青春記』高野秀行著(集英社文庫)がすでに推薦コメント入りの看板&帯つきで展開されいていた。

 担当の高坂さんに話を伺うと「1週間で15冊売れました」とのことで(その後訪問した同企画参加書店、紀伊國屋書店北千住店では4日で19冊売れたとか)、なかなかの出足なのではなかろうか? ってうちの本じゃないんだけど。

 果たしてベストセラーになるのかどうか? いやそんなことより高野さんの面白さが一人でも多くの方に伝わると良いな。

 その後は亀有にオープンしたヨーカドー系のショッピングモール、アリオを訪問。

 神社とお寺を分断するようにしてエントランスがあるなんて! これを一時期の藤原新也が見たらどんな評論を書かれるのだろうか。

 そして中へ。ショッピングモール自体はどこにでもあるショッピングモールなのだが、なかに入っている書店さん「BOOKS KIDDYLAND」が噂に聞いていた以上に不思議な店作りでビックリ!

 大きなヴィレッジヴァンガード? ちょっと違うか? でも雑貨とともに本を並べた売り場展開で、しかもその什器の豪華さといったら、ちょっと他店では味わえない。

 そういえば浦和美園にできたジャスコのなかにある旭屋書店さんも雑貨や家具を扱っていたな。本屋さんが雑貨を扱う、そしてそれで売れるなら、雑貨屋さんに本を売ってもらうという逆転の発想も可能なのでは? 出版営業もそろそろ本屋さんを飛び出すときがきたのかな?