6月2日(金)
本日も蒸し暑い。
唯一20代の社員・藤原と夏だけ人事異動するっていうのはどうだろう。
通勤読書は『太陽の塔』森見登美彦著(新潮文庫)。何だか今月はやたら新潮文庫を買っているな。
『太陽の塔』は単行本が出版されてすぐまったく読書傾向の違うT書店のTさんに「これは杉江さんでも大丈夫」と強烈にプッシュされていたのだが、結局今まで読まずに来てしまっていたので今回の文庫化で挑戦。
いやー面白い。電車のなかでクククなんて変な笑いをしてしまったではないか。
確かTさんは「椎名さんの『哀愁の町に霧が降るのだ』にも相通じますから」なんて話していたのだが、それはそれで確かに感じるし、あとユーモアのセンスが、ただいま酒飲み書店員で熱烈ブッシュしている『ワセダ三畳青春記』高野秀行著(集英社)にも通じるものがあるし、内面の語り口は町田康『告白』(中央公論新社)にも似ているかも。
というか『炎の営業日誌』よりも人気が出て、顔を会わせる度にワニ目で「もう杉江さんに時代は終わったんですよ」と呟く関口鉄平『クロコダイル日誌』の原型はこれだったのね。『クロコダイル日誌』を面白いと思われる読者の方、『太陽の塔』はその100倍面白いんで必読です。
はぁ、暑さに負けず、本日も営業頑張りましょう。