6月8日(木)
月曜日に顔を合わすと、顧問目黒=藤代三郎は「杉江はいいよな、いくら負けても金は減らないし」なんてことを言うのだが、なーにを、こちとらサッカーバカは金よりも大事な心を奪われているのだ。本日は心に傷の「傷心」。ブロークンハートじゃ!
まったく仕事をする気力もないのだが、『カフェ・ビエンチャン大作戦』の見本が出来上がったので、事前注文短冊を手に取次店さんを回る。そして驚いたのはT社さんに掲げられていた新刊搬入点数の数。160点だ。いつもはその倍近い数が掲示されているのに…。
担当者さんに話を伺うと「例年6月は減るんですけど、それにしても少ないですね」とのこと。うーん、各社W杯をかわしたということだろうか? しかし僕の周りはほとんどW杯なんて興味がなさそうだし、放映時間も時刻開催と違って夜中だし、出版業界にそんなに影響がでるんだろうか?
無事、全社見本出しを追え、夕方会社に戻る。するとすぐに事務の浜田が「昨日はどうだったんですか?」なんて聞いてきやがった。嫌味か?と思ったがそうではないらしい。しかしもちろん僕にまともに答えるだけの強さはなく、おいおい泣いてしまった。