WEB本の雑誌

6月12日(月)

 勘弁してくれ、W杯。

 我が愛する浦和レッズが出ているわけでもないし、ジーコも川淵も大嫌いだし、だから大して熱心に見るつもりもなかったはずなのに、始まったのが週末で、そうなると、そこでサッカーをやっているなら見てしまうのがサッカーバカ。ついつい見始めてしまったら、止まらなくなってしまったではないか。うう。

 これではとても身体が持たないと反省し、どうにか真ん中の1時~3時の試合はビデオ録画で後から見ようかと考えているのだが、その時間帯に結構面白い組み合わせがあるから、寝る間がまったくない。睡眠、睡眠、睡眠不足! 思わずキテレツ大百科のテーマソングを朝から歌ってしまう。

 通勤読書はとても本を読めるような状況でなく、隣の人に身体をあずけ爆睡。

 それでも一応、というかそれなりに仕事をしないダメなのがひとり営業部。映画館や漫画喫茶で寝るわけにもいかず、つらい、ツラスギル。こんなときだけでも、誰か雇ってくれ、社長。

 ぼんやりしつつとある書店さんを訪問すると、別の出版社の営業マンが営業中。それが完璧な営業トークで、次から次へと本を紹介し、この近辺には○○会社がありますから、この本は、なんてオススメしているではないか。そんな会社があったのか?

 むう、何だかこちらはフラフラで、いやふらふらのときでなくても、まともな営業トークも出来ず、自爆してばかりなのに、いやはや頭が下がる。

 そのキッチリ営業マンが終わったので、棚陰から顔を出し、「スミマセン。次はだらだらなんです」と書店員さんに声をかけたら笑われる。しかしその書店員さん曰く「いやーあんまりしっかり話されるんでこっちが緊張して聞いちゃいましたよ」とのことで結局注文も出さなかったらしい。

 そうなのか、そうなのか。この辺が営業の難しいところなんだろうな。当然、人(お客さん)によって合う合わないもあるし、こうやってそのまんま営業っぽいのがダメなときもあるのだ。

 いやはや10年以上営業をやっているけどやっぱり正解はないんだな。あっでもこうやってふらふらになって、しかもこの書店さんでは杉江家の家計の事情なんてのを愚痴っているのは絶対間違いなのはわかる。

 先ほどの営業マン様、爪の垢ちょっとください!