6月15日(木)
先週リニューアルオープンした青山ブックセンター六本木店を訪問。
事前に文庫担当のMさんから「天井がスケルトンなのよ!」と興奮気味に電話をいただいていたのだが、いやはやほんとにカッコイイ! 天井は確かにスケルトン(剥き出し)だし、しかもどう説明したらいいんだかわからないけど、2階の側面と側面をつなげる橋もあるし、日本の書店には珍しい窓まであった。その橋を当然渡って1階を見おろしてみたが、本好きや本屋好きにはたまらない眺めだった。
そうやってキョロキョロしていたら、レジで本を買っていたおじさんが店員さんに話しかけている。
「いいねぇ、このお店。なんかここで本を買うのが楽しみになるよ」
確かにそう言いたくなる気持ちがわかる。
しかも通常なら一等地に置かれるであろう雑誌や一般書は奥に置かれ、その変わりにお店の方向性を主張するかのように、デザイン書がドーンと並べられているのは圧巻だ。
しかししかしレイアウトや什器だけがすごいのではなく、リニューアルオープン直後だというのにすでに棚がしっかり作り込まれていることに驚いてしまった。たいていオープン時はバタバタになってしまい「とりあえず感」が漂うものなのに、すでに長年使い続けたような棚になっているではないか。
そのことを文芸担当のMさんに話すと「いやーもうほんと大変でした。おかげさまでお店はキレイになりましたが私はボロボロです」なんて。店長のIさんもずーっと休んでいないとのことだったが、リニューアルオープン後の1週間の売上はかなり好調なようなので、皆さん少しはゆっくり休んでくださいね。
閉店からリ・オープン、そして今回のリニューアル。
青山ブックセンターは歩み続けている。