8月3日(木)
通勤読書は、8月の新刊『エンターテインメント作家ファイル108』を作っていて猛烈に読みたくなった『過ぐる川、烟る橋』鷺沢萠著(新潮文庫)。 鷺沢作品自体初読だったのだが、もっと柔らかいエンターテイメントを書く作家だと思っていたのが大間違い。いや~骨太でしっかりスジが通っていて、まるで男性作家のようではないか。
ここ最近営業で電車に乗っているとやたらに親子連れが目に付き不思議に思っていたのだがその謎が判明。JRでやっているポケモンスタンプラリーだったのね。というわけで、早速窓口に行き、娘のために父親がやってもいいのか確認。JR職員は「ええ…」とビックリしつつ、頷きスタンプ帳を差し出した。
しかしこれ面白くない! というのも7駅でスタンプをもらえばいいだけで、オシムジャパン最有力候補の走る営業マンには、すぐ終わってしまうのだ。ゴール駅の新宿で商品ももらうが、こうなったら98駅全制覇でも目指すか。
営業は立川から武蔵野線沿線へ。
オリオン書房のアレア店の外文棚が面白い。坪数から考えたら「こんな本が?!」というビックリするような本が並んでいる。あわてて担当のKさんに話を伺うと「なかなか売れないんですけどね…」なんて苦笑されてしまった。いつかこの棚に吸い寄せられるようにそういうお客さまが来ると思うが、どうだろう? そして同じ立川。同じオリオン書房といってもこうやって各店に特色が出てくると、お店を梯子する楽しさが出てきていいな。
志木の旭屋書店さんへ。ここの担当Hさんは、坪内祐三さんが愛してやまなかった渋谷の旭屋の文芸棚を長年やっていた人である。基本のしっかりした、教科書のような棚作り。僕もいつも勉強させてもらっている。
夕方になっても、暑さ変わらず。涼しい社内で働いている藤原や浜本に向かってテポドンを発射してやる。