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8月4日(金)

 暑い! 
 魚だってこんなときは日中水底に潜んで、夕方からから活動を開始するのに、我ら営業マンは、水底に潜んでいる同僚のために、猛烈な暑さのなかエサ獲りに出かけなければならんのだ。クソ!

 営業からフラフラになって戻り、夜は「第1回 目黒杯争奪ボーリング大会」に参加。詳細は目黒考二が笹塚日記書くと思われるので省くが、とある出版社とボーリングの対抗戦をしたのである。僕自身、こちらには超ウンチ(運動音痴)の藤原がいるので、団体戦は諦めていたのだが、ボーリングと聞いて駆けつけてきた大森望さんには絶対勝ちたかった。

 何せこちとらイーガンもチャンも、それから『ハイペリオン』も理解できないアホ野郎で筋肉だけでは負けてはならないと考えていたのだ。ところがところが大森さん。予想に反してスピードのあるボールを投げ、しかも最後にちょこっとフックする。この曲がりが曲者でしっかり1番と3番の間を叩き、ストライクを奪取する。

 2ゲーム終わったところで僕と大森さんの合計ポイントが6ピン差で(負けていた)、これなら最後の3ゲーム目に追い越せるだろうと考えていたのだが、なんとなんとその最後の最後でターキーを出され、終わってみれば30ピン差以上の負け。

「今日から帝王と呼びなさい」と余裕の笑顔の大森さん、もとい帝王・大森様。しかも「実は運動とかやっていたんじゃないですか?」と聞いたら「中学のときに卓球部にちょっとだけ入ったけど、SF者は運動なんかしないよね」と冷ややか。

 クソー、俺の人生すべてを否定されたような気分で、死ぬほど悔しがっていたら某社の編集者に「本当に負けず嫌いなんですね」と呆れられてしまった。

 うー、オシムなら絶対選んでくれると思っていた日本代表にも入れず、最悪の一日。オシムよ、俺は日本一走るよ。しかも考えて考えて営業しているよ。追加招集よろしく!