9月19日(火)
祝日のせいで、営業する時間が足りない。というわけで3連休明けながら、直行。
通勤読書は、『いらっしゃいませ』夏石鈴子著(角川文庫)。今週から読書は完全に第2回酒飲み書店員大賞推薦作シフト。ただいま8作中2作読了で、あと10日で6作読まなければならない。これがいつも自分で読んでいる本なら何でもないのだが、読み慣れていない作家の本となると意外と苦戦する。だったらもっと早く読んでおけば良かったのにと思うが、それは夏休みの宿題と一緒だ。
ちなみに第2回酒飲み書店員大賞の推薦作はこの8冊。
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『お母さんという女』益田ミリ(光文社知恵の森文庫)※浅野書店チーム推薦
『笑う招き猫』山本幸久(集英社文庫)※旭屋書店チーム推薦
『にぎやかな湾に背負われた船』小野正嗣(朝日文庫)※紀伊国屋書店北千住マルイ店三輪さん推薦
『いらっしゃいませ』夏石鈴子(角川文庫)※三省堂書店千葉そごう店内田さん推薦
『かび』 山本甲士(小学館文庫)東西書房仁礼さん推薦
『花の下にて春死なむ』北森鴻(講談社文庫)ときわ書房チーム推薦
『日本ぶらりぶらり』山下清(筑摩文庫)堀江良文堂書店高坂さん推薦
『ハイ・フィデリティ』 N・ホーンビィ(新潮文庫)本の雑誌社杉江推薦
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果たしてこの中から、次なる『ワセダ三畳青春記』高野秀行(集英社文庫)が生まれるのであろうか? ってこんな遊びを喜んでくれるのは高野さんくらいなのではなかろうか…って高野さんが喜んでいるとは限らないのだが。
その酒飲み書店員の事務局長である、良文堂の高坂さんを訪問すると「何冊読んだ? 俺、まだ3冊残っているんだよ」と苦しそうに話される。とても自分はあと6冊も残っているなんて言い出せず、他人ごとのように「頑張ってください」なんて言ってしまった。とほほほ。
その高坂さん先日取次店さんの広報誌から取材を受けたそうなのだが、そのとき取材者が「いまだに本を鮮度で売っているお店が多くて」と話されていたという。
鮮度で売るというのは、例えば文庫の場合、今月の新刊、先月の新刊、先々月の新刊をただ並べているだけ、ということらしいのだが、確かにそれではお客さんも楽しめないだろう。
もはや文庫に限っては新刊も既刊もあまり関係がなく、面白いかどうかを上手に伝えることが大事なってきているように思われる。そしてそういう棚づくり、売り場づくりが出来るかどうかが売上に大きく関わってくるだろう。
そういえば先日お会いしたとある書店員さんは「良い時代になったよねぇ。出版社が本を出荷してくれないなら、別の本、売れば良いんだから」なんて話していたな。
全部が全部そうではないだろうけど、確かに売り場の展開次第で、自分たちの売りたい本が売れるようになったのだから、変に世間一般の売れ行き良好書に惑わされることはなくなったかもしれない。
うーん、これは版元営業にとってみれば、ある意味手強くなってきているわけで、その書店員さんは確か「酷いよ、最近の版元営業のレベル」なんて漏らされていたのだ。いやはや、頑張ろう。